筑波まる環の会

記事一覧(36)

秀峰筑波義務教育についての要望書の返答

報告が遅くなってしまいましたが、7月6日に提出した要望書の返事をいただけるということで10月11日に市役所へ行ってきました。以下、要望書の内容と市の返答になります。1.通学に関する項目ついて(1)スクールバスについて① 現在決定している「バス停」について、地域住民・保護者に徹底すると同時に、その人達も含めて安全確認、試験走行等をしていただきたい。試験走行に向け準備・調整しいてるところです。筑波の「二十三夜停留所」については、既往の関鉄停留所の反対側に乗降場所を作り道路を横断しないようにする。② バス停までの通学班はどのようになるのか。現在の「立哨制度」はどのようになるのか等についての考え方と、継続される場合には関係団体等への協力要請を行って下さい。乗降場所までは、ボランテアでお願いしたく学校と学務課で要請します。③ 通学バスに乗り遅れた場合(理由のある遅刻を含む)どのように対応するのか明確にして下さい。バス乗務員と班長(バス停ごとに選出)、学校等で「連絡体制」をシッカリつくっていきます。④ バスには添乗員を搭乗させると聞いているがそれで間違いないか。身障者等がいる場合にお互いに助け合うことを指導して下さい。小学生のバスには添乗員をつけます。身障者がいる場合、お互いが助け合うことを指導する。⑤ 作岡地区の保護者等から遠距離通学になるため「中学生もバス通を」という要望が出されていますが、これについて早急に決定し回答していただきたい。おおむね6㎞以上の地域にはバス4台を回すことにした。添乗員は無し。    ⑥ バス停には、急な天候の変化等でも大丈夫なように簡単な雨よけ設備を設置して下さい。(地主の承認等も必要かと考えます)現在は予算等の関係もありむずかしいと考えている。  (2)自転車通学について① 通学路の安全対策として防犯灯(街灯)を設置してほしい。必要に応じて信号を設置して下さい。危険個所を父兄等とチックしており、土木事務所とも協議し開校までには設置していく予定です。    ② 筑波山方面から学校に入るのに125号線の横断が通勤時間帯と重なり、非常に危険と思われる。同時に相当の渋滞が予想される。自転車と徒歩でスムーズに渡れる「陸橋」等の設置を検討して下さい。「陸橋」は現在ではむずかしい。ウェルシア付近の信号の改善を考えている。横断については警察とも協議し安全指導に万全を期したい。相当の混雑(交通渋滞)が予想されるので良い方法を検討していただきたい。③ 西中学区の主要通学路を早急に決定していただき、通学の安全が確保できるよう自転車専用レーンを含め(市長公約事業の一環でもあります。)検討して下さい。(私たちは、県に要請し、市で通学路が確定されれば県・土木事務所・市等関係者で検討する、との回答を得ています。)現在危険個所等を調査している段階です。④ 部活等で遅くなった生徒(特に女子)の安全対策にとして、必ず複数で帰れるような配慮をして下さい。当然のことであり対応していきます。⑤ 遠距離通学も予想される中、現在制定されている「自転車」の運用規制について見直して下さい。例えば、車色は何色とか、ギアは何段までとか、カバン籠は前に着けるとか、小学校の時に乗っていたものでも制定されたものに合わないのはダメとか、ヘルメット着用を求めるなら(原行は、重くて蒸れる)子供たちがかぶりたいと思うようなスポーティーなものを選択するとか、自転車の荷物(教材、部活用品等)の軽減化(現在10㎏以上になっているケースもある。)等々について再検討する必要があると思います。自転車の制約事項は学校が決めることであるが、指摘されてる事項については学校に相談する。現在、ヘルメットは市が支給している。検討の余地はあるかもしれないが具体的にはなっていない。2.PTAについて① PTA組織については、小学校学区ごとに「支部」を作り、秀峰筑波義務教育学校連絡協議会に支部の意見が反映されるようにして下さい。そのことによって「連絡協議会」の活動も多くの意見が集まりより良いものになると思います。また、地区ごとに自主的な催しや取組みも決められ、地域性が確保されると考えます。② 現在の「連絡協議会」やPTA組織に対し、想像以上に「意見が反映されにくい」という意見が多くだされました。そのことは、PTAに積極的に参加しなくなる要因とも考えられます。是非、地域、保護者にオープンな組織にしていただきたい。(校長や本部役員に言っても、いろいろな理由で取り上げてもらえない、という意見が多数ありました。)③ 「連絡協議会」には地域の一般人も出席することができるよう規則を変える必要があるのではないですか。そのことによって、より開かれた組織になると同時に、地域の人も生徒のこと、学校のことを知ることができると考えます。PTA組織については「連絡協議会」の専門部会で協議しているところと聞いている。市としては、直接関与はしていない。 市の学務課が連絡協議会の事務局となっているわけで、保護者の意見が反映されにくい実態があるとの指摘もあり、また、9校が統合するわけでいろいろな問題がでてくることが予想される。だからこそいろいろな意見が反映される組織にしていくことが必要なわけで、是非市としても指導してほしい。と指摘した。3.学校生活について① 2中学校、7小学校の統合による「義務教育学校」は全国でも初めてのことです。ついては、1学級35名というのは多すぎると思います。統合という混乱時でもあり生徒第一に考えるなら20~25名程度が適正思います。との意見が多数あり是非検討していただきたい。② 各小学校でその地域の伝統文化行事が取り組まれている。統合後もそのようなキメ細かな取り組みをしていただきたい。それが郷土への誇りをも育てていくことにつながると考えます。③ 春日学園の現状報告があり、校庭の使われ方、試験中の対応、運動不足の傾向が表れている等だされました。春日の問題と同時に、これから統合する「秀峰筑波」でも大いに参考にしながら対応を検討していただきたい。④ 外国人の子女等に対する対応が必要なのではないか、在籍者の調査と合わせ特別教育が必要な場合を含め対応をお願いしたい。⑤ 各小学校で帰宅後や休日に学年を問わず遊ぶ姿があった。このような中で先輩から引き継がれるものが多々ある。今後も是非このような交流の場をつくってほしい。学校の制度的なものは「県の基準」で決まっています。    4.地域活動・その他① 情報が学校から降りてこない、自分たちの意見を言う場もなく決まっている。もっとキチンと報告してほしいという意見が複数ありました。学校は保護者に意見を求めるとか、よく報告をするようにしていただきたい。   「統合だより」で進捗状況等は随時知らせてはいる。地域の人達にバスの乗降場所とか、統合に関することを回覧板等でもっと広く報告してほしい。と指摘した。② 学童保育について多くの意見がありました。旧保健センター1カ所で行う方向のようですが、遠方の保護者にとっては非常に利用しにくくなる、という声があります。(市長公約では、全小学区に「公営学童保育」の設置を目指す、となっている。) また、「学童保育」という既定の概念をもっと地域にあった形にしてはどうでしょうか。 例えば、筑波地区などは共働きの家庭もあるが、家に祖父母等がいる家庭も多く、現在計画されている学童保育では、距離が遠い等の理由もあり利用者が少ないと思います。しかし、家に帰っても友達・先輩と遊ぶことが少なく、塾通いやテレビ・ゲーム遊び、となっている。このような現状を考えると入所条件を取り払い、子供たちを各地区の小学校に集め自由に遊ばせるようにしてはどうか。その場所を地元の高齢者のサークルや懇談の場所として活用すれば、子供たちを見守りながら、高齢者と子供たちの交流の場となってお互いが生き生きするのではないかと考えます。 基本的には「こども課」が統括している項目なので同課に問い合わせしてきたが、現在計画はない。廃校の跡地利用について、具体的に地域で話し合って地区もあるので今後、地域要望として提出する。 ③ 若い母親や子供が一緒に交流しながら過ごせる施設は育児に悩むお母さんたちにも必要ですし、子供たちが健やかに育っていく上で大変重要です。筑波地区に数カ所の「公営児童館」の設置をお願いしたい。筑波地区は他の地区に比べ児童館の設置等が進んでいない実態は認識している。現在計画はないが充実すべきと考えている。④ 少人数でこれまでやってきた子供たちが、急に大人数になってとまどうことが予想されるのでスクールカウンセラーをキチンと配置してほしい。併せて、保健室にベット数を増やすなど(教師も複数にするなど)の対応をしていただきたい。スクールカウンセラーは県から10名配置されている。全部の中学校14カ所と、小学校4カ所に訪問日時を決め相談を受け付けている。主に小学校は児童数の多い4カ所に年3回程度訪問している。春日学園は1か月2回程度なので、秀峰筑波義務教育学校も今後は同様と考えられる。⑤ (略:CTCPAについて)⑥ 校舎に緑がない、自然がない、潤いがない(殺伐としている)と感じている人がいます。運動場が1,200名の生徒数の学校としては狭いです。植栽をすることや、北条地区の廃校を第二グランド(施設)として活用することを検討していただきたい。東中を第二グランド(施設)とする方向で検討している。⑦ 新学校の諸決定事項については、区長会や市の回覧板等で積極的に住民に広報していくことが必要なのではないでしょうか。(HPもよいが住民の多数が閲覧しているとは限らない)それがコミュニティースクールの第一歩と考えます。以上になります。要望書提出から時間が経っていたのですでに解決されている問題も多くありました。また、学校の制度については県や国で決めることであったり、PTA組織については連絡協議会で決めることであったりと、市で対応できる事でないものもありました。誠意的に対応して下さった教育局職員の方にお礼申し上げます。

タウンミーティング

筑波地区のタウンミーティングが交流センターで行われました。30代の子育て世代から70代の方まで40名ほどが集まり、地域で困っていることや要望など意見交換を行いました。タウンミーティングで出された要望と意見、市長の返答のまとめ🔸市役所での問題への取り組み方について(特に課をまたがる問題への対応) 🔹地域担当部局を設置したのでそれをうまく活用できる体制にして対応できるようにしたい。🔸交流センターの駐車場が隣接する秀峰筑波学園の建設に伴い整備されたが、優先駐車場の場所が遠くなってしまった。自転車の駐車場もしっかりしたものに整備してもらいたい。 🔹現状を確認し、改善できるか検討する。🔸防災無線の整備がどのような計画で進んでいるのかわからない。避難についてもどのようにするべきかはっきりしてほしい。 🔹防災無線の整備は危険な場所から順番に整備している。避難行動については、地区と行政で一緒に話し合って決める取り組みをはじめているので、そのような形で決めていきたい。🔸つくバスについて。つくバスを市役所へ行くようにしてほしい。 🔹つくバスは30年度に改変する予定。検討します。🔸つくタクのエリア分けを直してほしい。エリア外に行こうとするとつくバスに乗るしかないが、つくバスのバス停までは歩いて30分かかる。 🔹つくタクについてはどのような形が良いのか今後について検討しています。🔸一方方向の道を双方向に変えてほしい。 🔹地区の意見を集め要望を出してほしい。市として協力できるようにします。🔸農振地域の利用について規制が多く使いにくい。 🔹国の規制がきびしいのでなかなか難しい。🔸秀峰筑波学園と廃校利用について要望。地域に賑わいを取り戻せる施策を。学校を統合してよかったと思ってもらえるようにしてほしい。現在学校の体育館を利用している団体が活動する場所を確保してほしい。防犯灯と通学路の整備をしてほしい。 🔹神谷市議、小久保市議、鈴木県議がりんりんロードを自転車で走り危険個所を確認してくれた。現在、防犯灯を設置しているところです。🔸保育所の受け入れ時間が長くならないか。 🔹受け入れ時間について考えているところで、ニースに答えれるようにしたい。🔴北条保育所について 北条保育所は建て替えすることがきまり、今年度で休所することになりました。理由は建物の耐震が基準値0.6以上必要なのに対し、0.09しかない上に、敷地と建物の一部が土砂災害警戒区域に指定されているからです。過去には大雨時に山から水が出て避難したこともあるそうです。 耐震が大幅に足りていないことは東日本大震災後の調査でわかっていたそうですが、今まで避難訓練以外の対策がされてきませんでした。 そういったことから建て替えが決まったそうですが、保護者に説明会が開かれたのが今年の9月末、10月に再び意見交換会が開かれたそうです。しかし、説明会と意見交換会の間に新たに入所した子もいたようで、建て替えの為に今年度で休所になることは知らされていなかったそうです。 建て替えが終わるまで2,3年かかるようですが、親の通勤の関係で、全員同じ保育所に通わせるわけにはいかず、新しい保育所が出来るまでの間こどもたちは別の保育所に通うことになるそうです。🔸来年の四月まで待たずにこどもたちを沼田保育所など別の保育所へ移すことはできないのか? 🔹沼田保育所では都合の悪い人もいて、全員で移れないとなると数カ所の保育所に分散して通うことになり、職員の配置などができないので。

新しい学校、コミュニティ・スクールとは?

まる環の会では行政へ要望を出すだけではなく、地域の問題を解決するために会員で情報共有しながら勉強もしています。30年度に開校する秀峰筑波義務教育学校は、これまでの学校とは違い施設一体型の小中一貫校になります。それに伴い、「義務教育学校」という分類の学校になるのですが、「義務教育学校」とは一体なんだ?という疑問があると思います。そこで、より良い学校とするために様々な資料を参考に、「義務教育学校」という新しい学校のかたちについてお伝えしたいと思います。単純に「義務教育学校」を説明すれば、小中一貫校のことです。義務教育期間の9年間を一貫しておこなうことです。つくば市の公立の小中学校はすでに施設分離型の「義務教育学校」とも言えます。ほかにも細かなことはありますが、大きな点として「コミュニティ・スクール」になるということです。「義務教育学校」=「コミュニティ・スクール」ではありませんが、「義務教育学校」という新しい学校の制度を導入するにあたり文部科学省より出された「小中一貫教育制度の導入に係る学校教育法等の一部を改正する法律について(通知)」に義務教育学校の設置の在り方1)地域とともにある学校づくりの観点から,小中一貫教育の導入に当たっては,学校関係者・保護者・地域住民との間において,新たな学校作りに関する方向性や方針を共有し,理解と協力を得ながら進めて行くことが重要であること。や1)コミュニティ・スクールの推進 義務教育9年間の学びを地域ぐるみで支える仕組みとして,学校運営に地域住民や保護者等が参画するコミュニティ・スクールは有効であり,子供たちの豊かな学びと成長を実現できるよう,小中一貫教育も含め,コミュニティ・スクールの推進が期待されること。などと書かれているように文部科学省は「義務教育学校」の設置と「コミュニティ・スクール」の導入を同時に求めていることがわかります。(詳しくはこちらの記事を参考に)秀峰筑波でもすでにつくば市がコミュニティ・スクールにすることが公表されています。では「コミュニティ・スクール」とは一体なんなのでしょうか?文部科学省のコミュニティ・スクールについてのホームページでは

バス通学と跡地利用について

9月議会がはじまり一般質問で秀峰筑波について大久保勝弘議員(通学問題・校舎見学会・跡地利用・交流センターと駐車場)と北口ひとみ議員(校舎跡地利用)について取り上げてくださいました。また、6月の教育委員会の会議録が市のホームページにアップされました。ここでもスクールバスの問題について話し合われています。先日の連絡協議会では、スクールバスと校歌について発表があったようです。以上の三つの場で話し合われたことから秀峰筑波について、特に通学と跡地利用、校歌に関係するものをまとめてみます。🔵スクールバスについて結論が先送りされていた通学が長距離になる西中学校学区の中学生のスクールバス利用については、学校から自宅まで6キロを超える(直線距離でなく、通学路での距離)生徒にスクールバスの利用が認められるようです(ただし平日のみの、週末の部活には対応しないとのこと)。バスの台数は東中学区の小学生に8台西中学区の小学生に9台西中学生に3台のようです。🔵校舎跡地利用について公的な、つまり市が管理する場合と、民間へ売却する場合の二つが考えられる。現在いくつかの要望やアイデアが寄せられている。スケジュールとして今年度中に町内を対象に利活用調査、民間企業のニーズ調査をし、調査の結果を地域説明会やホームページで公表し、説明会を通して地元の意見を収集し、地域の活性化へつなげたい。市民からの具体的な提案をいただければ関係部局で検討したい。提案等は相談センターや教育局などへお願いしたい。最後に、連絡協議会で校歌について話し合われたようです。その中で秀峰筑波の新しい校歌は、第1回目(今年6月)の連絡協議会時に、歌詞が暗い・土浦の学校の校歌と歌詞が被っている・小学生には理解しにくい難しい単語が多いなどという意見が連絡協議会で出たことを受け、教育局内で検討し、作り直しになることが決まったそうです。なお、つくば市内に来年度開校予定の3つの学校の校歌を、同じように発注作成することになるそうです(時期が時期なので、来年開校時に校歌が間に合わないことも想定されると説明あり)。

イベント結果の報告3

門脇教育長講演の概要 私は地元では憎まれているんじゃないかと思っている。 昨年、つくば市教育長に赴任してすぐこの問題に向き合うことになった。1人の子どもを育てるのに村が1つ必要で、子どもを育てるのに様々な大人が関わることが必要だと思っている。 5月に奈良市で行われた全国都市教育長協議会に出席した時に、秀峰筑波を良い学校にするために似たような事例を参考にしようと思い、文科省の学校統廃合の担当者に「来年度に2つの中学校と、7つの小学校を統廃合して1つの学校にすることが決まっています。このような規模の統廃合を他の市町村でやったことがありますか?文科省は承知していますか?」ということを質問したところ、文科省の職員はぎょっとした顔で「そういったことは知りません。承知していません」と言っていました。その後、その文科省のお役人さんが関連する資料があるので送ってくれた。 文科省が全国で調査、小学校では2つの学校を1つにしたのが67%。3つを1つに19%。合わせると86%になる。ほとんどが2校ないしは3校を1つにする。中学校について言えば、2校を1校にするのが79%。3校を1校にするのが12%。学校統廃合の8割、9割が2校ないし3校を1校にするものになっている。 京丹波市では平成22年の議会で小中学校40校を統廃合するのが決まり、現在25校になっている。地元住民の合意を得るために平成23年度だけで134回の話し合いをしている。24年度には163回、28年度までの6年間で536回の話し合いをしてきた。一方、この地区の2つの中学校、7つの小学校の統廃合では連絡協議会や、地域の説明会など記録を辿ってみると、第一回の平成24年1月からはじまり、平成28年度の10月までで合計36回。これだけの統合をするのに36回。京丹後市では2,3日に一回のペースで話し合いを重ねながら統廃合をしている。 文科省の役人に「これだけの統廃合をどうやったらできるのか後で教えてください」と言われた。 開校を30年に延ばした時には散々に言われた。誰かが憎まれ口を言われながらも言わなければいけない。ここまで来た以上、収容施設とも言えるこの学校をどうにか良い学校にしなければならない。これ以上さまざまな問題を先延ばしできない。 1100人全員を朝、授業が始まる前に学校に集めることは並大抵のことではない。特別支援学級に通うことになる子どもが49人いる。そういう子どもを含め、心も体も健康に学校に通わせなければいけない。 仮に1100人全員をスクールバスを使って学校に通わせると試算した。最初は三年間で1億9000万かかると言われていたので年間6300万円くらいだと思っていた。しかし、最近になってそれは紫峰学園だけの経費で、百合ヶ丘はもっと距離が長くなるので高くなり、総額で2億4000万円という試算になっています。もはやどれだけのお金がかかっても子どもたちを安心安全に通学させるためにはやるしかないと教育局では思っている。 これまでと同じPTA組織では学校を支えきれないと思っている。これまで子どもたちは自分の足で学校まで歩いていくことができ、地元住民はそれに何らかの形で協力することができた。新しい学校になった場合にこれまでのように自分たちの地域の学校として気軽に学校に行って協力することができるのか?そんな簡単な話ではないだろうと思う。 保護者だけでなく地域の住民が一丸となって新しい学校をいい学校にするんだという合意を得ることが極めて重要になってくると思う。 高知県南国市がPTCA(P=保護者/Parent T=先生/TeacherにC=地域住民/Communityを足したA=団体/Association)という組織を作っている。 これを1つのアイデアに、「CTCPA」(C=地域住民/Community T=先生/Teacher C=子ども/Child P=保護者/Parent A=団体/Association)という組織はどうだろうかということを考えている。地域の大人たちが、先生や保護者を助けながら、子どもを育てていく組織を考えていかなければいけないのではないか?具体的な形を考えることも簡単なことではないが、だからといってやらなくていいというもんではない。 まる環の会というのはとんでもない会だという人も多い。だから1500枚もチラシを配ってこれだけしか集まっていないんじゃないか。まる環の会というのはなんだかわからない文句ばっかり言っているというようないろんな悪口を聞く。しかし、そんな状況じゃないでしょうということを言いたい。誰がどんな提案をしようといい学校にしようじゃないか。どこの誰が言ったとしても、いい学校にしようと地元の人たちがあれやれ!これやれ!と1000人くらい集まって言われると期待していた。 正直に言って、先生に任せればいい、教育局に任せればいいということではやれないと思っている。知恵を出し合って実現することをしなかったらいい学校になりませんということをお願いしたい。とにかく地元の人に学校づくりに協力してもらいたい。

イベント結果の報告2

報告1に続き、西中学区グループで出された疑問や提案になります。【西中学区地区】1.通学について *125号線の横断が心配*バスの中の時間の過ごし方はどんな風なのか?*バス停の安全性は大丈夫なのか*人通りの少ないところ、部活で遅くなった学生(女子)の安全性が心配*バスに間に合わなかった場合の通学法は?*通学問題、中学生、自転車通学長くなりすぎる。(2件)*登下校時、渋滞予想は? *通学路の整備、歩道や自転車通学専用レーン、外灯などは?*125号の国道から、学校へ入りにくく(筑波山方面から、土浦方面へ向かう側からは入りにくい)混雑もするのでは?*バスの利用は、乗り降りは?具合が悪くなったら?バスのルートは決まっているのか?*バス停から一人で帰る可能性が多い 兄弟一緒に帰ってきてほしい*中学校の通学方法について(作岡地区)遠いし、125号明石を過ぎたあたりから、道幅も狭く交通量が多いので、バスを強く希望します。*バス通についての回答はいつ頂けるのでしょうか?(作岡地区から要望書が出されました)*通学の方法はとても気になります*125号線の制限速度が50キロだが、(児童生徒が通学でその周辺を歩いたり自転車で移動するならば)早すぎないか。*中学のスクールバスの問題、早く決定してほしい*田中の交差点、危険が多い

新しい学校についての話し合い

まる環の会として6月4日にイベントを開くことになりました。秀峰筑波の開校に向けて、学校のここはどうなるの?という疑問や、通学路のここが危ないと思うけどどうにかならないの?といった不安、地元の学校無くなっちゃうけど、地域のお祭りに子どもも参加してほしいという要望だったり、これからの子どもたちにこういう教育を受けさせてあげたいといった学校ビジョンだったり、地域の私たちの学校となるようにみんなで話し合い、考えてみませんか?というイベントです。イベントの内容としてはつくば市教育委員会の後援をいただいたので、門脇厚司つくば市教育長に「新しい学校のビジョンについて」お話ししていただきます。その後、参加者に地域ごとのグループになり、新しい学校への疑問や課題、提案などを出していただきます。最後にグループごとに出された意見を発表し、質疑応答をする予定です。参加者全員に意見を求めるようなことはありませんので、新しい学校について疑問や不安に思っていることについての情報を聞くために参加していただいても結構です。地域から学校が離れても「わたしたちの学校」であるために、一緒に学校について話しあいませんか?日時:2017年6月4日(日) 午後1時30分~場所:市民ホールつくばね(旧筑波庁舎)参加は無料です。児童生徒の保護者だけでなく、地域の方も参加可能です。※ maruwanokai@gmail.com まで参加希望のメールをいただけますと助かります。

秀峰筑波義務教育学校建設工事の工期に関する認識についての説明会

「秀峰筑波義務教育学校建設工事の工期に関する認識について」の説明会が西中学校と東中学校でありました。五十嵐市長は、これまで市は天候不良の影響で学校建設が遅れ、平成29年4月の開校に間に合わなくなったと説明会、連絡協議会、議会に説明してきたが、実際には工事発注前から工事が遅れることを認識し、開校時期の延期を検討していながら事実を報告せずに隠ぺいしていたことが判明したと謝罪しました。 また前市長と前教育長が、間に合わないという認識を持った時点で、工期を変更すればこんな混乱には陥らなかったとその責任を問いました。資料として、工期の説明1枚、平成27年5月22日からの経緯一覧2枚、学校の修繕計画について3枚が配られました。60名ほどの参加者から出た意見は🔴連絡協議会が軽んじられている気がする。🔵市長:今期中に一度連絡協議会を開催したい🔴アンケートの結果が反映されていない。市は北部の保護者をバカにしているのか。保護者の意見をもっと聞いてほしい。🔵市長:馬鹿にしていることなど絶対にない。今後は、丁寧に保護者の皆さんの意見を集めていきたい。🔵教育長:丁寧に話を聞いていく。🔴(開校が1年遅くなった分)この1年を大切にしっかり準備をしてほしい。🔴(資料の修繕計画を見て)水銀灯一つ変えるのにもいちいち市のお伺いを立てないとできないのか?ある程度の予算組して各学校で自分でできるようにした方が、効率的じゃないか?🔴連絡協議会の内容がいつの間にか保護者に伝わらなくなった。一般の保護者はもちろん、地域の方々も取り込んで学校運営もというのであれば、地域の方々にも等しく情報がいきわたるように、連絡協議会の内容を全て公開して開示してほしい。市のこれから計画として、🔷北部の学校の修繕計画について、耐震工事は間に合わないが、出来る修繕はしていく。🔷3月21日から門脇教育長が各学校を周り児童たちに直接謝罪をする。🔷門脇教育長が一般保護者と直接交流をしたい希望を話され、学校から要請があれば会いにいきたい(すでに2校申し込みがあったそう)。🔷今年の12月くらいに9校全児童生徒を、1週間ほど新校舎へ通わせ、スクールバスで子どもたちを確実に安全に通学させられるかの検証も含めて、試験的体験授業週間を計画している。🔷いままでのPTAではなくC(コミュニティ)を加え、PTCAという組織を作ることを考えている。五十嵐市長は「今後は、市が一丸となって、良い学校になったと振り返ってもらえるよう、全力で努力する」とも発言し、全体として「これから」を見てよい学校になるように保護者、地域、教員、行政が一体になってがんばろうという雰囲気で説明会は終わりました。