学校の建設が間に合わない

 来年春に開校予定だった「秀峰筑波義務教育学校」の学校施設の工事が春までに間に合わず、4月に開校できない見通しがつくば市より臨時の連絡協議会で発表されました。

その遅れは数か月におよび、確実に校舎が出来上がる日程がいまだに示せないという状況のようです。


今回の発表までこの事実を知らぬまま閉校に向けて準備を進めてきた各学校も困惑しています。まる環の会としても10月半ばに教育局に工事の進捗状況を確認した際には、「問題なく工事は進んでおり、間に合わない理由もないので」と説明されていたので非常に驚いています。


発表された内容としては、

〇4月の時点では学校施設が出来上がらないこと、

〇早急に共通の文書を作り、できるだけ早く全北部保護者に説明がされること(その問い合わせ対応は教育局が行う)

〇その後、保護者にアンケートを取り、その結果を以て閉校の時期、統合開校の時期を決定していくこととなる。

ということです。


アンケートの内容は2つの選択肢となる予定です。

1,来年4月に別の場所(東中や、北条小という案が出た模様)で仮開校し、東中学区の子どもたちは新校舎ができるまでそこに通い新校舎が出来次第引っ越しする。

2,紫峰学園の各学校の閉校を一年遅らせる。子どもたちは今年度と同じ学校に通い、30年度に百合ヶ丘学園と同時に新校舎に通う。

以上の2択で保護者アンケートを取り、その結果によって判断されるようです。


教員の人事異動などもあるため時間に制限があり、発表からアンケート、判断まで短時間で行われることが予想されます。

今回の工事が間に合わないという市の発表は急なことで学校側も困惑しているようです。数年かけて統合について話し合い、特にこの一年間廃校に向けて準備してきた学校としては当然の困惑だと思います。その為、閉校開校についての問い合わせ先はつくば市教育局となっています。

近いうちに市から説明の文章、その後に説明会が行われる予定ですので慌てずに「何が子どもたちにとってベストになるのか?」を保護者として、地域住民として考えてあげることが大切ではないかと思います。

筑波まる環の会でも、現在情報を集め北部一般市民団体として、この学校問題を引き続き注視し、早急な対応を求めていきたいと思います。

筑波まる環の会

筑波地区に起きているいろいろな 出来事について 話し合う場 筑波山の自然を生かした街づくり、郷土の伝統、文化を 受け継ぎ「人間らしい住民参加のまちづくり」を目指します  子供の成長を見守る 地域の繋がりを維持発展させ、 子供たちが生き生き育っていく地域作りを目指します